ミックのガン闘病記

ミックの抗がん剤治療4週目。今日はちょっと怖いドキソルビシン。

2018年3月27日

 

2018年3月26日。

ミックが縦隔型リンパ腫(癌)になって抗がん剤治療を始めたわけですが、今日から4週目に突入。

早いものでミックの胸に腫瘍が見つかってから、もう1か月以上が経ちました。

 

抗がん剤治療3週目のミックの体調

3週目は大きな副作用は出なかったものの、食欲不振が続きました。
いつもの3分の1ほどしか食べてくれません。水を飲む量もちょっと少ない感じ。

食べる量が減っているせいか、運動量も落ちています。
抗がん剤治療を始めてからは、ミックの体力が完全に戻ることはないですねやっぱり。
ゆるい副作用がずっと続いている状態です。

ミックは苦しそうな様子は見せませんが、
元々猫は苦しくても平静を装う生き物ですからね。はた目にはどのくらい辛いのか分かりません。

だるいのか、気持ち悪いのか、どこか痛いのか、暑いのか、表情やしぐさからは全く分からないのです。
確かなことは、食欲と運動量が落ちていることだけ。

しかし、抗がん剤治療をしていなければ今頃ミックは命を落としていたでしょうから、命と副作用のトレードオフで仕方のないことですけどね。

 

初めてドキソルビシンを投与

今日はUW-25プロトコールの4週目の抗がん剤『ドキソルビシン』を投与します。

アドリアマイシン、商品名でアドリアシンとも呼ばれます。

ドキソルビシンはUW-25プロトコールで使われる5種類の薬の中で「もっとも癌細胞に強力に働くと言われている薬」。高い効果が期待できます。

しかし一方で、副作用が強く出やすいとも言われていて、
点滴で30分ほどかけて投与するのですが、血管の外に漏れてしまうと、皮膚が壊死して足を切断しなければならないこともある怖い薬でもあります。

そのため、今日は私たちは心配していました。

 

さなこー
おはようございます。
今週もよろしくお願いします
S先生
おはようございます。
先週の様子はどうでしたか?食べれていますか?
ママ
いつもの3分の1くらい…ですね
S先生
先週はずっとそのくらい?
ママ
はい
S先生
体重は…と。3.47kg。
ママ
意外と減ってない!
さなこー
食べてないけど運動量も減っているから
S先生
うん、そういうことですかね
S先生
下痢とか、尿の色とかはどうでしたか?
ママ
それは大丈夫です。
食べている量が少ないせいか、大きい方は2日に1回くらいのペースでしています。
ママ
あと、水を飲む量とか、おしっこに行く回数が少し減った気がします。
ステロイドの効果がなくなってきたのかなと思っているんですけど…。
S先生
そうですか。ある程度体に耐性が出来てきたリはしますが、それほど影響はないと思いますけどね。
今後、ステロイドは徐々に量を減らしていきますしね。
S先生
では、他に変わったところはなかったですか?
さなこー
相変わらず冷たい場所で寝転がりたがるくらいですかね
S先生
分かりました。じゃあ、ちょっと診せて下さいね。

 

 

一通り問診を終えると、
S先生はミックのお腹を中心に触診をして、聴診器で心臓などの音もチェック。

S先生
おしっこも溜まっていないようなので大丈夫そうですね
さなこー
触診でそんなことも分かるんだ…。すごいなぁ…。
S先生
では今日もまた血液検査とレントゲンを撮って、副作用や腫瘍の状態を確認しますね。

 

いつものようにミックの後ろ脚から血液の採取。それからレントゲン室へ。

もう4回目なので私たちはいつもの工程が始まったという感じです。

当のミックは今回もブルブル震えて、毛を逆立てて、とても怖い思いをしていますが…。

ミックは毎回何も状況が分からないまま、押さえつけられたり、注射を打たれたりしています。
可哀想ですけど、ひたすら我慢・我慢ですね。

 

15分ほど待って検査結果が出たら、みんなで確認。

S先生
今週も薬の効果が出ています

S先生
右が先週ので、左が今日のです。
拡大すると…分かりますか?肺の血管が写るようになりました。
さなこー
ホントだ。血管が見えるんですね。
S先生
先週までは腫瘍で白くなってて見えませんでしたが、今日はここにスーッと見えていますね。
先週よりもさらに腫瘍が薄くなってきているということです。

S先生
上からの写真ではもう腫瘍は分かりません。健全な状態と同じです。
先週の時点でかなり良くなっていましたしね。
S先生
通常は8週あたりで寛解できればという感じなのですが、3週でこの状況ですからかなり順調。良いと思います。
S先生
血液検査の方はやはり副作用が出ていて、白血球の数字がギリギリ。
今日の薬は投与できるレベルですけどね。
ママ
他の数字はどうでしたか?
S先生
他は大丈夫ですけど、少し脱水気味…ですね。正常範囲から少し外れているという程度なので、それほど悪い数字ではないです。
S先生
先週と同じような状態ですけど、ここまで順調に来ていますし、完治を目指すなら今週もプロトコール通りに進めた方が良いでしょう。
さなこー
そうですね。
じゃあ、また今週も抗がん剤治療をお願いします。
S先生
はい。分かりました。
ママ
あのー。今日のってドキソルビシンですよね。
漏れたりとかはしないんでしょうか?
S先生
猫ちゃんの場合は大丈夫ですよ。ワンちゃんの場合は針を噛んで抜こうとすることがあるので危険なんですけど。
S先生
猫ちゃんはじっとしている子が多いです。あと、鎮静作用のある吐き止めも投与しますので、「なんだか眠いニャ…」と思っている間に終わります(笑)
さなこー
ミックは暴れるタイプなので…
S先生
そうですね。ちゃんと監視もしていますので大丈夫ですよ。失敗したこともないので。
夜の7時くらいにお迎えに来てくださいね。
さなこー
はい。分かりました。
よろしくお願いします。

 

というわけで、百戦錬磨の腫瘍専門医S先生の腕を信じてミックを託しました。

1回目の抗がん剤投与のときは確率は低いけど死んでしまうリスクもあったので、S先生からは「何か問題が起きたら電話します」と言われましたが、今回はそういったことも言われませんでした。
きっと1回目よりはリスクが小さいのでしょう。

 

時間は過ぎ…、夜の7時に迎えに行くとミックは無事でした。
待合室で待っていると、処置室の方から猫の騒ぐ声が聞こえます。

S先生
問題なく終わりました。
ミックちゃんも大人しくしてくれていましたよ。
さなこー
大人しかったんだミック!!良かったぁ
S先生
さっき点滴を外したときは騒いでいましたけどね(笑)
さなこー
やっぱりさっき聞こえたのはミックの声だったんだ…
S先生
来週は薬の投与はなくて、血液検査とレントゲンだけです。
そこでまた状態を確認して、6週目以降の治療を考えましょう。
S先生
ミックちゃんは順調に来ているので今のプロトコールを続けることになると思います。
効かない子だと、別の薬を使って治療することが多いんですけど…
さなこー
質問なんですけど、ドキソルビシンの後はなぜ2週間も間を置くんですか?
今までは毎週でしたけど。
S先生
ドキソルビシンは効果が強いんです。毒性が強いということですね。
副作用もその分強く出るので時間を空けるんですよ。
S先生
ただ、最近は効果が高いわりに意外と副作用が出ないんじゃないかと言われるようになっています。
実は一番副作用が出にくいのではないかと。
S先生
伝統的に時間を空けているのですが、最近は認識が変わってきていますね。
さなこー
そうなんだ。
副作用が小さく済むといいな…
S先生
これで5種類の薬すべてを投与したことなるので、それぞれの薬とミックちゃんとの相性が確認できました。
6週目以降は効果と副作用との兼ね合いを見ながら量を調節していくことになります。
さなこー
そうですね。またよろしくお願いします。
ありがとうございました。
S先生
はい。
今日もミックちゃん頑張ったね!

 

 

こうして4週目の投与も無事に終了。

今日の支払い額は26,570円でした。

 

 

家に帰ると、またミックはヤケ食い。

「わたし、今日は丸1日病院にいてイライラするので、食べてストレス発散してもいいですか?」

 

「ゴチになります!!」

 

病院から帰った時だけはホントによく食べるなー

 

とりあえず今週も大きな副作用が出ないことを祈るのみ。

来週こそは寛解してると良いなぁ~

 

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