エッセイ ミックとジャガーの日記帳

ネコがモミモミするのはお母さんを思い出しているときです

2016年8月30日

お母さんのことを思い出したジャガー

 

ネコは時々布団や毛布などでモミモミしはじめることがありますね。

昔飼っていたネコは、私のお腹の上で寝るとよくモミモミしてきました。

ところが、ミックとジャガーはほとんどしないんですよね。特にミックがモミモミしているところはまだ見たことがありません。

ジャガーも1回か2回しかしたことがありませんが、その貴重な1回を録画することができました。

モミモミだけでなく、毛布を吸っているようにも見えますね。

東大准教授で獣医学博士の武内ゆかりさんによると、ネコのこの行動は柔らかい毛布に包まれているとお母さんを思い出して思わずやってしまうのだそうです。

仔猫は母猫のお乳を飲む時に、おっぱいを前足で揉み揉みしながら飲みます。そうすることでお乳の出が良くなります。

乳離れした後に毛布をモミモミするのはそのなごり。

つまり、母猫に包まれていた幸せな気分を思い出して赤ちゃん返りしている状態で、ネコにとっては心から安心感を得られているときです。モミモミ同時にゴロゴロとノドも鳴らすことが多いですね。ミルクトレッドと呼ばれる行動です。

ミックとジャガーは生まれてすぐに収容されてしまったので、ほとんど母猫と一緒にいた時間はありません。

人間の手で授乳されて育ちました。

そのため母猫に包まれていた記憶がほとんどないでしょうから、あまりこういう行動を取らないのかもしれませんね。

 

ひとつだけ注意しなければいけないことがあります。

モミモミは良いことなのですが、たまに毛布などの化学繊維を食べてしまうネコがいます。この行動はウール・サッキングと呼ばれていて、普通は2歳くらいまでに治ります。しかし食べた繊維が腸につまってしまうことがあるので、食べるのはやめさせましょう。また食べているのを発見したら獣医師に相談しましょう。

 

お母さんのことを思い出したジャガー

 

 

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