2018年4月2日のお話です。
今週はいったん抗がん剤の投与はお休みです。
病院で、腫瘍の状態と副作用のチェックをするだけ。
ミックの身体への負担は小さい日ですね。
ミックは今日も怖いことをされると思ってテンション下がりまくりですが…。
ミックの健康状態の確認
病院に行くと、いつものようにS先生の問診から始まりました。
おしっこの回数や色に変化はないですか?
お電話で少し赤い気がすると言っていましたよね。
ではちょっと診せて下さいね。
これまたいつもの触診と聴診。
S先生は触診をすごくしっかりしてくださる印象があります。
今日も保定のお手伝いをお願いしますね。
ミックは意外と採血の時だけは大人しいです。
「ウー!!」とうなったりはしますが、基本的にはされるがまま。
注射針を刺されても、体に力を入れたり、暴れることもほとんどありません。
いつもレントゲンではわーっとなっちゃうんですけど(笑)
ミックは知らない人ばかりになっちゃうと怖いのかもしれませんね。
私や嫁さんの顔が見えていると比較的安心しているようにも見えます。幼い子供と同じですね。
縦隔のリンパ腫が完全寛解した
そしてレントゲンを撮り、いつものようにみんなで確認。
先週と比べると変化が分かりにくですが。
若いと胸腺がレントゲンに映りやすいので白くなります。歳をとるとなくなっていくんですけどね。
ミックちゃんは2歳ですし、元々どのくらい映っていたのか分かりませんが、このくらいかなと思います。
CTで撮っても分かるかどうか。
リンパ腫の生存率について
10匹中3~4匹が数年間生存したという報告がありますが、それだと40%ですし、
別の報告では10匹中1匹しか数年間生存できなかったということもあって、その場合は10%。
僕らの世界では統計的な信頼性がないんです。
ただ、難点なのは白血病を持っていること。
白血病ウイルスがある子は寛解までいっても、他の場所に転移して再発することがあって、そういう子も診ています。
そうなったら、また同じ抗がん剤治療を再開することになります。
抗がん剤治療中の食欲について
食べていないので脱水気味です。
なかなか食べてくれないので、ああいうのを与えてみたらどうかなと思っているのですが、どうでしょうか?
特別なフードを与えなくても大丈夫ですよ。
ヤケクソになって(笑)
うーん…
病院では点滴も打っていますから、それで少し元気になって食べてくれるのかもしれませんね。
今日の検査はここまで。
診察室を出て、待合室に戻ると、上品な雰囲気のご婦人に話しかけられました。
クンクン♪
ミックは可愛いと言われたことはありましたが、カッコイイと言われたのは初めてでした(笑)
嫁さんはミックが褒められて嬉しかったみたいです。
こんな感じで今日の病院は終了~
12,740円でした。検査だけでもけっこうしますね。
胸腺があるためはっきりとは分かりませんが、どうやらミックは寛解したようです。
寛解と言ってもゴールではなく、これからさらに20週ほど抗がん剤治療は続きます。
レントゲンには映りませんが、まだ残っている癌細胞をできるだけ減らして再発を抑えるためです。
幸いにして今のところミックはすごく順調に抗がん剤の効果が出ていますが、再発の恐れはなくなりません。
全部で25週間に渡るプロトコールを終えた時に寛解を維持していたとしても、その後は再発の恐怖を感じながらの生活。
猫でも人間でも同じですが、癌はメンタルに試練を与える病気ですね。
頑張ろうね、ミック
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