2018年4月28日。
ミックの抗がん剤治療の第8週目です。今日はビンクリスチンという薬を打つ日。
しかし、このところミックは副作用からの回復力が弱くなってきました。
前回抗がん剤を打った時には白血球の数字が抗がん剤を打っても問題ないレベルにまで戻らず、2回も延期に。
第6週目の抗がん剤投与から12日も空けてようやく打てるレベルになったという感じでした。
今日は前回からまだ7日しか空いてないので、きっとダメかも。
白血球の基準値が下がっているので、回復するにはもっと時間がかかるだろうと思っていました。
嫌がるミックを連れて、病院へ。
白血球(好中球)の数が回復せず、抗がん剤の投与は延期
いつもの通り問診、触診、聴診。
先週は食欲増進剤も使って、なんとかそれなりに食べてくれました。
下痢や便秘もなく、遊びもそれなりに。
見た目にはそんなに体調の悪さは感じません。
体重は3.32kgでなんとかキープ。
でも、血液検査をしたら…
2日後に延期しましょう。
また明後日見てみましょう。
予想通りの延期でした。
つくづく思いますが、癌というのは厳しい病気です。
白血球数が基準値に達しないけど投与を決行
翌々日の4月30日。
問題は血液検査です。
ただ顕微鏡で観ると好中球がありますし、今日は打ちましょう。あまり先延ばしにするのも良くないので。
それと、次回は1週間後ではなく10日後にしましょう。多分1週間では戻らないと思いますので。
こうして今日は打つことになりました。
白血球の数値が完全に戻りきらないまま打つのは先週に続いて2回目。
短期的にはミックが可哀想ですが、長期的な視点で考えたらこれがベストな選択のはずです。
楽して癌細胞を減らせれば良いのですが、それができたら誰も癌治療で苦しんでいません。人も猫も同じです。
癌を治したいなら受け入れなければならない苦痛なんですよね。嫌だ嫌だと言っていも悪化するだけですから。
もしミックに言葉が通じれば恐怖心が少しは和らぐのだろうけれど…。
待合室で待っていると、いつものようにミックの大きな叫び声がしばらく続きました。
今日も大騒ぎでした。声が聞こえたかと思いますが。
はがしやすい素材のものに変えてもいいですけど…。次回からはそうしてみますか。
水でも良いですけど、もしあればアルコールの入ったものの方が取りやすくなりますよ。
食欲が落ちてきたら増進剤で対応して頂いて。それでもダメそうなら病院で点滴を打つという形で。
今週のお会計は27,220円でした。
というわけで、帰宅してからテーピングをはがしたのですが、ミックは大暴れ。
もともと手を触られるのが大嫌いな上に、毛がひっついて痛いのか、テーピングをはがそうとすると物凄く怒るんですよね。
さなこー相手でも怒るときは怒るぞ!!
毎回ミックに引っ掻かれて、腕の傷痕が増えていきます。
今回はミックが今までにないくらい怒って、私の顔までガブっと噛みつこうとしてきました。
ただ不思議なのは、ミックってめちゃくちゃ怒っていても1~2分後には平常心に戻っているところ。
一瞬でキレるけど、一瞬で冷めるんですよね。
気持ちを切り替えるスピード速すぎ…
そんなことより副作用が心配です。
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