前回の記事から間が空いてしまいました。
2カ月ぶりの更新です。
この間なんだかんだいろいろあったんですけど。
結論から言うとミックは元気!
そして、ジャガーが家に帰ってきました!
ミックは動物病院で2回検査を受けました
前回の検査の後、ミックは2週間で3回吐きました。
しかも遊ぶことが生きがいのミックがほとんど遊ばなくなり、寝てばかり。食欲も落ち気味。
心配だったので、定期健診の日まで待たず7月9日に診てもらうことにしました。
ミックの縦隔型リンパ腫はいつ再発してもおかしくないし、猫白血病ウイルスを持っているので別の病気にかかる可能性も高いです。
飼い主としては心配し過ぎでちょうどいいくらいだと思っています。
病院ではいつものように問診、聴診、触診。さらに血液検査をしてもらいました。
結果は異状なし。
引き続き観察をして、何か様子がおかしかったら早めに診るという感じで良いですよ。
元気がなくなった原因として考えられるのは、
①梅雨の時期だったこと、②暑くなってきてクーラー(除湿)を入れ始めたことではないかと先生は仰っていました。
本当にそうなのかは分かりませんが、昔からミックは雨が降ると元気がなくなるし、多くの猫はクーラーが嫌いですからね。
そういったことが重なってテンションが下がってしまっていただけだったのかもしれません。
ただ週一くらいの頻度の嘔吐はずっと続いているので、そこはまだ気がかりです。
8月5日にも病院で検査
8月5日には月1の定期健診に行きました。
7月9日の検査以降も食欲は戻らず。1日18g~35g程度しか食べない低空飛行。
ミックくらいの大きさの猫なら1日50gは食べるのが普通です。
一方で、体重は3.38gと減り過ぎることはありませんでした。
3.35kg~3.45kgくらいの水準を抗がん剤治療が終わった後はずっと維持しています。
そんな感じで8月5日の検査では超音波検査で内蔵を診てもらいました。
今回の検査も無事にパス!!
8月末で抗がん剤治療が終わってから丸1年が経ったことになります!!
早期発見のために定期検査はした方がいいですね。
脾臓などのリンパ腫を早期発見するためにはエコー。
縦隔型リンパ腫はレントゲン。
場所によって有効な検査も異なるんですよ。1年に4回、3カ月おきくらいで良いと思います。
あと気になるのは週に1回の嘔吐(吐出)です。
ミックちゃんはイベント(抗がん剤の副作用)が強く出たので、影響も残っちゃったのかもしれません。
吐こうとしても吐けないとか、変な予兆があればすぐに連れてきてください。
バリウム検査が良いんですけど、バリウムは暴れて変なところに入っちゃうと危険なので。飲めないようなら内視鏡で診てみましょう。
できれば、吐き戻しも自然になくなってくれるといいんですけどね。
最悪、バルーン手術をするかもしれません。
とりあえず今回の検査は終わり!!
縦隔型リンパ腫が完治したかもしれないって!!そこをまずは喜びましょう!!
今の時点で完治したと確実に言えるわけではないんですけど、先生のお話によると可能性は高いとのことでした。
ミック、頑張ったねぇ…
まだまだ遊べるね!
ご報告!ジャガーとまた一緒に暮らし始めました!
ミックが縦隔型リンパ腫になった際に猫白血病ウイルスFelvに感染していることが分かりました。
猫白血病ウイルスは感染力が弱いものの、ジャガーにうつる可能性もあります。
ジャガーを感染から確実に守るため、親戚に預かってもらっていました。
その時のお話はこちらの記事で↓ 続きを見る
ジャガーの猫白血病ウイルス検査。そして下した別れの決断。
2018年2月にジャガーは引っ越したので、もう1年半も前のことになります。
親戚宅で可愛がってもらえたジャガーはすっかり慣れて、幸せに暮らしていたんですよ。
一方で、私たちは今後ジャガーをどうするかずっと悩んでいました。
ミックは元気になってきたし、いつまでもご厚意に甘えるわけにはいかないし。でも他に預けられる人はいないし。
選択肢は3つありました。
- ミックが元気でいる間はずっとジャガーを預かってもらう
- 親戚の家族に正式に迎えてもらう
- ジャガーとまた一緒に暮らす
どれも一長一短。どれがベストな選択なのか、迷っていました。
そんな折、まさかのことが起きました。
親戚に転勤辞令。
しかも超遠い場所へ。
ジャガーも連れて行ってもらうのは可能だったんですけど、ジャガーって車に乗ると恐怖のあまり過呼吸になっちゃうんですよ。
呼吸が異常なスピードになって、口で息をし始めるんです。
猫が口呼吸するのは死ぬレベルでヤバい時。
獣医師さんに聞いても過呼吸は対処のしようがないらしいし、果たしてジャガーは10時間以上も車に乗って大丈夫なのか?
与えられたタイミングなのかなと思いました。
ミックが元気になったタイミングで、こんなことが起こったわけですし。
ジャガーとまた一緒に暮らす決断をする時が来たのかなと。
ただ、ミックの猫白血病がジャガーにうつらないようにする対策も必要です。
特に怖いのはミックの嘔吐物をジャガーが食べてしまうこと。
ジャガーって何でもクンクンペロっとしちゃうので。
そこでジャガーに猫白血病のワクチンを投与しました。
実は昨年の12月にもジャガーを戻すかもという話があって、その時に打ったんですけどね。
猫白血病のワクチンは2回注射をします。
全身状態をくまなく検査して健康なことを確認してから1回目の投与。
2週間空けて、もう1回。
さらに2週間空ければ、確実に猫の体の中に抗体ができます。
しかし、猫白血病のワクチンは完璧ではありません。
人間のインフルエンザの予防接種のように、予防接種していても型が違うウイルスには感染してしまいます。
S先生の話によると、猫白血病のワクチンは発売されてから10数年しか経っていないもので、それほど信頼性が高くなく、積極的に使う病院は少ないそうです。S先生が勤務しているT動物病院には常備していないそうです。
かかりつけのM動物病院には常備してありますが、M動物病院の先生たちも積極的におすすめはしていません。
それでも打たないよりはマシです。
それに、ミックとジャガーは生まれてから2年間ずっと一緒に暮らしてきて、お互いの体をグルーミングしまくったり、食器やトイレも共同で使っていたのに感染しませんでした。
そのため「ミックとジャガーの場合はリスクは低そう」というのが、どの獣医師の先生に相談しても共通した見解でした。
ジャガーはミックの猫白血病ウイルスに強い免疫力を持っている可能性があるってことですね。
また、猫白血病ウイルスは感染力が弱いので、大人になってからは感染しにくいということもあります。免疫力の低い子猫期に感染しやすいんですね。
複数の獣医師の先生に相談したのですが、どの先生も「うーん」と迷いながらも結論は同じ。
「リスクはあるけど、状況的に仕方ないですね」という感じでした。
S先生はこう仰っていました。
もしそれで感染したらワクチン会社何やってんだよって話です
予防対策はこんな感じでやっています。
- 私たちが家にいるときはミックとジャガーが一緒でもOK。
- 私たちが出掛ける時は、ミックが吐いたら危険なので完全隔離。
- 食べ物、食器、トイレは完全に分ける。
猫白血病ウイルスは空気感染しないので、直接的な接触をなるべく避けることでリスクを小さくできます。
幸いなことに、ミックもジャガーも自分専用のトイレでしか用を足さないので助かっています。
そんなこんなで、いろいろと気を使うことはあるんですけど、またミックとジャガーは一緒に暮らしています。
1年以上会わないと猫は姉妹のことを忘れる
ジャガーは我が家のことは覚えていたようですが、ミックのことは完全に忘れていました(笑)
ミックも最初はジャガーのことを忘れていて、お互いにシャーシャー言い合っていました。
あれだけ仲が良かったのに忘れちゃうんですね。
私たちが期待していた「ミックとジャガー!感動の再開!」という場面は見られませんでした。
これも現実ですね。
でも仲が悪かったのは最初だけ。
日に日にお互いの距離が縮まって、今では2人で遊びまわっていますよ。
思い出したというより、いちから新しい関係を築いてる感じかも。
なかなか緊張が解けなかったジャガーも、最近はリラックスして過ごしています。
何にせよ2人が追いかけっこしているのを見るのは、いつにも増して幸せ。
まさか私たち家族にこんな時間が訪れようとは。
ミックの抗がん剤治療中には想像すらできませんでした。
またミックとジャガーをよろしくお願いします!!
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