ミックが猫白血病ウイルス感染症になっていたことが分かり、一緒に暮らしているジャガーも検査を受けることになりました。
猫白血病はうつる病気なので。
ミックが猫白血病ウイルスに感染していることが分かった経緯についてはこちらの記事をご覧ください。
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ミックの胸に癌が発見されました。最初の異変から検査までの全記録。
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ミックがFeLV陽性でリンパ腫が発見されたことは晴天の霹靂でしたが、
ジャガーにも予想外のことが起こりました。
ジャガーのFeLV検査
ミックとジャガーは姉妹猫でとても仲良しです。
産まれた時からずっと一緒に育ってきました。
食べるのも一緒、使うトイレも一緒、寝るときもひっついて寝ますし、お互いの身体や顔を舐め合いっこもします。お互いのお尻まで舐めています(笑)
毎日家中を走り回り暴れています。ガチっぽいケンカもよくします。
もう毎日のように濃厚な接触をしている2匹です。
猫白血病ウイルスは感染力は高くないものの、ケンカやグルーミング、トイレ、食器などから感染します。
母猫から感染することも多いです。
そのため、ミックが猫白血病ウイルスに感染していたということは、まず100%ジャガーも感染していると考えるべきでしょう。
FeLVの検査をするために病院に連れてこられたジャガー。ジャガーも病院が大嫌いです。
ビビッてキャリーケースの中で固まっています。
嫌がるジャガーに検査を受けさせることにしたものの、私はジャガーも感染しているものと思い込んでいました。「検査なんてしても意味ないでしょ」くらいに思っていました。
しかし…
マジですか!?
人間のインフルエンザのワクチンと同じです。打てば絶対に感染しないということはありませんよね。
こうしてジャガーの陰性が判明しました。
これは奇跡としか言いようがありません。
料金の方は9288円でした。
検査キットを使って陽性か陰性かを見ただけですが、保険が効かないのは痛いです。
ミックにリンパ腫が見つかってから、お金が湯水のように流れていきます。
同居猫を猫白血病の感染から守るための隔離方法
こうしてミックとジャガーを隔離することにしましたが、問題は「どうやって隔離するか」です。
案は大きく分けて3つありました。
- 片方をケージに入れて飼う
ミックもジャガーもケージに入れられたことがあるのは病院だけ。
ずっと家中を自由に移動して生活していたので、ケージに入れられたらストレスがかかりそうです。
特にミックは病気なので余計なストレスは与えたくありません。ジャガーも元気なのにゲージに閉じ込めるのは可哀想…。 -
生活する部屋を分ける
これが現実的ですが、ミックもジャガーも入れない部屋があると「ここに入りたい!!」と言って騒ぐんですよね。
大声で鳴いたり、扉に飛びついて引っ掻いたり、大騒ぎします。
これはこれでストレスを与えてしまいそう。
うちはペット可のマンションではありますが、鳴き声が近所迷惑になるかもしれないし、扉を傷だらけにされても困ります。また、生活する部屋を分けても、私たちのちょっとしたうっかりミス(扉の締め忘れなど)で2匹が接触してしまう可能性もあります。ミスは絶対に起こるものです。確実に隔離するのは難しいかもしれません…。 - ジャガーを他の人に預ける
最後の手段はこれ。ジャガーを誰かの家に居候させてしまうこと。
ミックから感染する可能性は100%なくなります。ジャガーの命は守られます。
他にも食器を置く場所、トイレの場所、ケージを置くならどこにすべきか、ドアをガリガリしたときの対策はどうするか…
嫁と様々なケースを考えました。
そして結論。
3の「ジャガーを他の人に預ける」を選ぶことにしました。
ミックとジャガーは二度と会えなくなります。
産まれてからずっと一緒だった2匹で、仲の良さを知っているだけに私も心が痛い。
しかしジャガーの寿命を縮めないためにはこれが最善の選択肢。
猫白血病は感染してしまったら3年以内に80%の猫が命を落とす恐ろしい病気です。
甘く考えて良いものじゃありません。
幸いにして嫁のお姉ちゃん夫婦が同じ県内に住んでいて、しかも猫好きでとても優しい人たちです。
お姉ちゃん夫婦になら私たちも安心してジャガーを預けられます。
今回のことを相談したら、快く承諾して頂けました。こんなに厚かましいお願いを。
本当に感謝しかありません。
ジャガーは一時的に預かってもらうつもりですが、ジャガーがうちに帰ってくるときはミックが亡くなる時。
もしミックがリンパ腫を克服して10年以上生きてくれれば、ジャガーは帰ってこれません。
飼い主としては複雑な気持ち。
あんなに仲が良かったミックとジャガーは2度と会えません。
私たち人間はジャガーに会おうと思えば会いに行けますから今生の別れではないんですけど、猫たちが可哀想で。
大切な何かを得るためには、何かを捨てなければならない。
ジャガーの健康とミックの治療のためには、一緒に住むということを捨てなければなりませんでした。
まさか、ミックがこんなことになるとは。
そしてその影響でジャガーとお別れすることになるとは。
ほんの1週間前までは想像すらできませんでした。
こうして、ジャガーはミックが帰ってきたその日に義姉の家へ旅立ちました。
私たちが旅行に行っているときなどに預かってもらったことがあるので、初めての家ではないのですが緊張している様子。
忘れているのかな?
でも義姉にはすぐにお腹を見せてゴロリンとなったので、大丈夫そう。
良い子で暮らすんだよジャガー。
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