ミックとジャガーの日記帳

猫の目に異変!? 片目が開かなくなったミックの治療体験記

2016年10月26日

 

2016年9月のある日。

ミックの様子が何か変です。

右目だけまぶたを閉じたり、半開きになったり。

どうも目が痛そうな様子です。

こころなしか、右目が少し充血しているようにも見えます。

 

ミックの目の様子がおかしい

 

いつもならジャガーと元気に暴れまわっている時間になっても、じっと座っています。

まるで体力の回復を待つかのように、布団の上で静かに横になっています。

 

さなこー
ミック、どうした? 目が痛いの?
ミック
・・・

 

ネコは体調が悪くなっても教えてくれません。大騒ぎもしません。

ただじっと黙って、平静を装って耐えています。

飼い主が異変に気づいてあげるしかないんですよね。

 

右目だけ目を閉じるミック

 

とうとう右目だけ閉じるようになってしまいました。

明らかに様子がおかしいので、嫁さんと相談して、私たちはすぐに病院に連れていくことにしました。

 

さなこー
仕方ない。ミック、病院に行くよ
ミック
ガビーン!! 病院は嫌だよぉおおおお!!

 

いくらミックが嫌がってもこれはばかりは仕方ないですね。

 

 

ミックは病院が大嫌いです。

いつもめちゃくちゃビビってます。

病院に到着すると恐怖のあまり、痛がっていた右目も全開で開いてキョロキョロと警戒していました。

いくら目が痛くても警戒心の方が強いんですね。

 

診察の順番が回ってきて、診察室に呼ばれ、ミックは検査台の上に乗せられました。

 

獣医師Mさん
今日はどうされました?
さなこー
ミックが目を痛そうにしているんです。今は恐怖心で目を見開いているんですけど、家ではこんな感じでずっと目を閉じているんです。

 

私は家で撮ったミックのスマホの写真を獣医師さんにお見せしました。

今は病院にいて恐怖で目を見開いているので、家での様子とは全く違います。

あらかじめ写真を撮っておいて良かったです。

 

獣医師Mさん
ちょっとよく見せてください。…なるほど。確かに目に異変があるようですね。
獣医師Mさん
じゃあ、まずは目に傷がないかを確認しますね。薬液を目に塗って、そこへ光を当てて、傷がないかチェックする検査を行います。
ミック
触るなー!!シャー!!シャー!!
獣医師Mさん
はいはいごめんね。すぐ終わるからね。

 

獣医師さんは、緑色の蛍光色に光る薬液をミックの目に点眼しました。それから、ブラックライトのような光を当てて、目に傷がついていないかを観察します。これはフルオレセイン染色検査といって、人間の目の検査でも行うやり方です。

 

獣医師Mさん
あー、角膜に少し傷がありますね。暴れたりしたときに傷つけてしまったのかもしれません。痛がっていたのはこれが原因でしょう。
獣医師Mさん
目薬を出しますので、1日に3回点眼してあげてください。症状は軽いものなので3日くらいで回復すると思いますよ。あと、目をこすったりしないようにエリザベスカラーをしてください。エリザベスカラー持っていますか?
さなこー
いえ、持ってないです。
獣医師Mさん
じゃあ、これもつけておきますね。あれ?ミックちゃんにはちょっと大きいかな?

エリザベスカラー

獣医師さんは一番サイズが小さいエリザベスカラーを持ってきてくれたのですが、子猫で細身のミックにはそれでも少し大きかったようです。

 

獣医師Mさん
一番小さいやつなんだけど、合わないかな? ボタンを一番細いところに合わせればいけるか?…いけますね。これで首から指2本分余裕がありますので、大丈夫だと思います。

 

一番小さなエリザベスカラーで、一番奥のボタンで止めるとなんとか細いミックの首にもつけることができました。

 

獣医師Mさん
3日間、目薬をさしても治らないようであれば、また来てくださいね
さなこー
分かりました。ありがとうございました。
ミック
シャー!!シャー!!

 

 

診療費の明細書

ミックの目の怪我のときの明細書

保険が効かないので高いですね。全部で7,884円でした。

人間の場合なら3割負担だと2,365円です。全然違いますね。

 

 

処方された目薬はこの2つ。

猫の目薬 ティアローズとファルキサシン

・ファルキサシン点眼液0.3%

眼瞼炎、涙のう炎、麦粒腫、結膜炎、瞼板腺炎、角膜炎、眼科周術期の無菌化療法などに使われる薬で、抗菌作用があります。

・ティアローズ

非ステロイド系の抗炎症薬で、結膜炎、角膜炎、眼瞼炎などに効果があります。

 

最初にファルキサシンを点眼して、5分後にティアローズを点眼します。一度に両方点眼するのではなく、5分置くのがポイントです。

これを1日3回。

ミックには少し我慢してもらわなければいけません。

 

猫は目薬が大嫌いです。

そりゃそうですよね。目にえたいの知れない物を入れられるのは誰だって嫌です。

 

猫に目薬をうまくさすコツは、猫の後頭部の方から目薬を近づけていって、目の横から入れることです。

真正面から目薬をずんずん近づけていくと、猫は怖がります。

できるだけ猫の視界に入らない位置から目薬をそっと近づけていって、目の横から点眼すると恐怖心を感じにくいので暴れません。

そして目薬をさし終わったら、ご褒美にキャットフードを少しだけ食べさせます。

そうすると、嫌なことの後にはご褒美が待っていると思い込んで、我慢してくれるようになります。

ミックも最初は嫌がるだけでしたが、3日目にはキャットフードがもらえることが分かっているので、そんなに嫌がる様子ありませんでした。

 

で、治療の結果はというと…。

 

3日目の朝にはほぼ治りました。少しだけ目に充血がありましたが、全く問題なさそうです。

念のため3日間、合計9回ちゃんと目薬をさしたところ、4日目には充血もなくなり完治しました。

良かったねぇ、ミック。

目が治り、元気になったミック

 

 

エリザベスカラーもしてみたのですが、

ミックはエリザベスカラーをするとまともに動けなくなってしまいました。

違和感があって、歩くことすら困難のようです。

変な動きになっているミックを見て、ジャガーが心配しています。

ミックの顔をなめてあげたりして優しいね、ジャガー。

 

ミックはこのままエリザベスカラーをはめ続けると、ものすごいストレスになりそうだったので、結局外すことに。

試しにジャガーにもつけてみましたが、ジャガーもかなり嫌がっていました。

猫には合わないみたいですね。

 

もう少し大きくなったら避妊手術を受けなければいけないのですが、

手術後は傷跡をなめないように、またエリザベスカラーをつけなければなりません。

どうしたものか、はてさて。

 

 

 

 

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