ミックのガン闘病記

ミックの抗がん剤治療25週目 長かったプロトコールも今日で終わり。抗がん剤治療の費用全額を計算してみた。

2018年8月31日

 

今日はいよいよ抗がん剤投与の最終日。
2018年8月29日です。

UW-25プロトコールの通りに約半年間抗がん剤治療を続けてきましたが、今日でようやく終わりです。

 

過ぎて見ればあっという間だった・・・と言いたいところだけど、実感としては長かった。。。

 

毎回病院に行く前日から「ああ、また明日も病院だ。ミックが可哀想だ。」と思ってきたし、

抗がん剤の副作用で元気がなくなるミックを見てると暗い気持ちになるし、

食欲がなくて食べてくれないと「また体重が減っちゃう。どうにかしないと」と焦るし、

食欲増進剤、皮膚病の薬、外耳炎の薬などを使うたびに嫌がるミックを押さえつけるので申し訳ない気持ちになるし、

痩せてきて、毛も抜け落ちていくミックを見ると切ない気持ちになるし、

他にもいろいろとあります。

まぁ、とにかく嫌なことは多かったです。

 

一方で、体調が戻って元気に走り回るミックを見ていると、良かったなと思うことも多いです。

頑張って治療を続けてきて良かったなと思うことの方が多いかもしれません。ミック本人はしんどい方が多かったと思いますが。

でも、やらなきゃとっくに死んじゃってるわけで。

治療をして頂いているS先生、ジャガーを預かってもらっている親戚、ミックのお世話をしてくれている嫁さん、みんなに感謝です。

 

一番感謝しているのは、訳が分からないまま辛い治療に耐え続けているミック。

最近では感謝というより、畏敬の念まで持つこともあります。

猫ってすごいなと。
文句も言わず、できるだけ弱いところは見せず、私たちへの信頼も失わず。

ちょっとしたことで不平不満を言ったり、弱みを見せたり、不誠実な行動を取ったりする私たちよりも、ミックの方がよほど立派な気がします。

 

最後の抗がん剤「ドキソルビシン」を投与するために動物病院へ

というわけで、今日もどうぶつ病院へ行ってきました。

「病院だ!」とすぐに感づいたミックは、テレビ台の下へ逃げ込みました。

ミックはどんどん勘が良くなっています。

何で分かるんだろう?

テレビ台の下へ逃げ込むミック

 

ドキソルビシンは点滴で投与するので、半日入院。

血液検査の数値はギリギリだったけど投与には問題なく、無事に治療を終えました。

 

ドキソルビシンを打った後のミックの前足

ドキソルビシンは腕から打つので、刈られました。

ミックの腕は細いなぁ。

 

次回は2週間後にレントゲンなどの検査をして、状態を確かめます。

その次は1か月おきに検査。

何年も再発しないまま行けば良いのですが、数カ月で再発する子も多いのがリンパ腫という病気。
特にミックは猫白血病持ちなので再発リスクが高いです。

検査の度に再発してないか不安になるという繰り返しなのでしょうね。

 

再発したら、また抗がん剤治療をすることになるでしょう。

その場合は抗がん剤が効きにくくなっているので、さらに厳しい状況に。

 

人間なら5年間再発しなければ完治したと診断されるようですが、猫の場合はどうなんだろう?

今度、先生に聞いてみよう。

UW-25の抗がん剤治療を終えたミック

 

抗がん剤治療にかかった費用の全額

領収書

今日の治療費は21,820円でした。

今回は切りが良いので、今までにかかった費用の合計金額を計算してみました。

抗がん剤治療にかかった費用(UW-25プロトコール+体調不良で病院に行った費用も含む)はトータルで417,080円
20回くらい通院したので、1回あたり約2万円です。

ミックのリンパ腫が発見された時には別の病院で1週間ほど緊急入院したので、その時の費用も含めると総額554,996円

費用については治療に入る前に獣医師さんからちゃんと説明を受けていたので、その通りの金額になったなという感想です。
どの病院でもだいたいこのくらいが抗がん剤治療の標準的な料金だと思います。

高いですねぇ。。。

 

これからは検査費用が毎月必要になります。

もし再発すればさらに抗がん剤治療の費用が上乗せされるので、100万円は見ておかないといけません。

 

元々は名古屋市の動物愛護センターから譲り受けた捨て猫のミックとジャガー。

雑種なので病気には強いイメージが漠然とあったのですが、まさか病気でこんなにお金がかかることになろうとは思ってもいませんでした。

ジャガーも誤飲で何度か病院に行きましたしね。
なんか動物病院によく行っている気がします。顔見知りの獣医師さんが増えました(笑)

 

昔飼っていた猫も元々野良猫だったのですが、その子はほとんど病院に行ったことがなく天寿をまっとうしたので、そういうものだと思い込んでいました。

でも、そんなこともないようです。

これから猫を飼おうとしている方は、1匹100万円かかる覚悟を持って飼うべきですね。
命に責任を持つということは金銭面でも責任を持つということです。

 

これからは再発しないことを祈るのみ

とりあえず、ひと山越えました。

お疲れ、ミックさん。

病院から家に帰ってきたミック

 

でも、ドキソルビシンを打った後はちょっと元気がなく。

投与の翌日も1日中じっとしていました。

ぐったりしてしんどそうなミック

私たちに何かを訴えてくることはないけど、食欲もないし、見るからにしんどそう。

今回はちょっとキツかったのかもしれません。

 

今の体重は3.24kg。

以前は3.8kgくらいだったので、体もしっかりと食べて戻していきたいところ。

 

リンパ腫になる前のミック

これ昨年末の写真なんですけど。

癌が見つかる前は今よりもふっくらしています。

ちょっと分かりにくいかもしれませんが、今は頬骨が目立つ感じなんですよね。

 

だらけた格好で寝るミック

昔のようにだらけた姿勢で寝ることもあまりなく。

焦らず、少しずつ元に戻していきましょう。

 

 

 

行く予定のなかった稲荷神社にたまたま行ったら、なんとペットのお守り発見!!

ミックと私たちの心の安寧のために即買いしました(笑)

 

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ミックの抗がん剤治療終了後の初検査。再発の早期発見や猫白血病のリスクについてお話を伺いました。

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