2018年3月19日。
今日はミックに3回目の抗がん剤を投与する日。
先週は抗がん剤の副作用(食欲不振)が強く出て、食事を食べられなくなり、2度も点滴を打ちに行きました。
その後食欲は少し戻ったものの、7~8割という程度。
服用中のステロイド(プレドニゾロン)もなかなか飲んでくれませんでした。
体重も少し落ちたし、3週目の抗がん剤治療ができる状態なのか心配…。
せめて腫瘍が小さくなってくれていると良いのですが。
獣医師の先生の問診・触診・聴診
怖いよぅ、帰りたいよぅ…
S先生が触診、聴診器などでミックの体調を確認。
さらに腫瘍の大きさや内臓などの状態を確認するために、レントゲン検査と血液検査を行いました。
ミックが検査を受けている間、私たちは待合室で15分~30分ほど待つのですが、
3週目ともなると待つのにも慣れてきます。
過度に心配してソワソワしたりもせず、私も嫁さんも本を読んで待っていました。
心配は心配なのですが、心のコントロールの方法が自然に身についてくるんですね、きっと。
慣れってすごいですね。
レントゲン検査の結果「寛解間近の状態」になっていることを確認
もうちょっと黒くなってくると良いですね。
右が抗がん剤治療を始める前、左が今日のです。
2週間でこの結果はかなり良いです。
頑張った甲斐があったという感じですね。
他の数字も改善しています。
今日の治療をするには問題ない範囲です。
点滴で補えるのはビタミンとかミネラルが中心で、猫が一番必要としているタンパク質や脂質は摂れないんですよ。
だからちゃんと食べることが大切なんです。
それを考慮して今日打つのは見送って、2日くらい遅らせるということもできます。
ただその場合は治療効果が確実に落ちます。
飼い主様のお考えもありますので、今日は見送りたいというのであればそうします。
ビンクリスチンの投与
こうして今週も抗がん剤を打つことになりました。
今週投与するのはビンクリスチン(商品名オンコビン)
家で飲んでいるステロイドの抗がん剤プレドニゾロン(商品名プレドニン)との相乗効果で癌をやっつけます。
治療を待っている間、待合室には先週と同じくミックの叫び声が響き渡りました。
やめろー!!
抗がん剤の効果が出ているのはとても嬉しいですが、どうしてもこの時間は心が痛みます。
ミックは自分の病気のことを何も知らないまま、ずっと頑張って耐えています。
本日の治療費は18790円でした。
治療を終えて家に帰ると、ミックはヤケクソになったようにご飯を食べます。
なぜか病院から帰るといつもガツガツ食べるんですよね。
我が家ではこれを「ヤケ食い」と呼んでいるのですが、
インスタでちさとさん(https://www.instagram.com/chisato.620/)から教えて頂いた情報によると、「ストレス食い」と言うらしく、猫にはよくあることみたいです。
猫も食べてストレス解消するんですね。人間と一緒ですね。
ひとしきり食べたら、ミックはニャンモナイトになって体力の回復を図っていました。
どうか副作用が出ませんようにっ!!
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